中学受験国語で必須の接続詞6選

接続語は、説明的文章を読解するための最も重要なツールの1つです!

なんとなく入りそうなものを選ぶ解き方をしていては、仮に問題は解けていても読解力は上がりません!

ここで、必要最低限の重要接続語グループ6選を学んでください!

なぜ接続語が大事なのか

接続語とは、段落と段落、文と文、文節と文節、ことばとことば、などをつなぐ役割をするものです。(※厳密には接続語と接続詞は違います!)

それぞれの接続語が意味を持っており、その意味によりグループ分けをすることができます。

接続詞の意味を正しく覚えていれば、文章で接続詞が出てくるたびに、次にどのような内容が書かれているのか推測することができます。これによって、文章が読むスピードがあがるのです!また、文章が難しくなった時には、接続詞に注目することで内容や言葉の意味を想像することができ、問題を解くためのヒントになることもあります。

中学入試での出題傾向

中学入試での接続語に関する問題の出題傾向の一例です。

穴埋め形式の接続語補充問題

学校2023年2022年2021年2020年
高槻中(A日程)5題4題1題(4か所)4題
六甲学院中(A日程)出題なし3題出題なし出題なし
甲陽学院中出題なし出題なし出題なし出題なし
西大和学園中5題5題出題なし出題なし

あくまで一例ですが、最も基本的に思える「接続語の選択問題」が入試本番でも出題されています。また、接続語問題の出題がほとんどない甲陽中や六甲中では、記述問題で接続語がヒントになっているケースが多数見られます。

覚えるべき接続語6選

並列・添加

また・さらに・しかも・そのうえ、などがこのグループにあてはまります。

物事を並べる時、つけ足すときに使われることばです。

要約・言い換え

つまり・このように・要するに・すなわち・言い換えると、などがこのグループにあてはまります。

それまでの内容をまとめたり、前の内容を別の表現に言い換えるときに使われることばです。

逆接・対比

しかし・けれども・だが・一方で・それに対して、などがこのグループにあてはまります。

前の内容とは相反する内容が続くとき、比較されているものの内容の話にうつるときに使われることばです。

理由・順接

だから・なぜなら・したがって・そして・すると、などがこのグループにあてはまります。

前の内容を理由(原因)とした結果を述べる時や、その逆の場合に使われます。

話題転換

さて・では・ところが、などがこのグループにあてはまります。

話題が変わるときに使われる接続語です。

例示

たとえば

前の内容についての具体例を述べる時に使われる接続語です。

おわりに

いかがでしたでしょうか。このように、接続語を分類して覚えているという人は少ないのではないでしょうか。

本来、接続語はもっと細かく分類することができます。参考書や塾のテキストでは、10種類ほどのグループ分けをされているケースが多いですね。ただ、小学生のお子さんにとってはそこまでの細かいグループを覚え、さらに読解の最中に思い出し使いこなすことがかなりの負担になります。

今回ご紹介した6つのグループ分けが、最低限であり、実際の中学入試でも最も使いやすいグループ分けです!

是非、ご活用下さいね!